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【ブログ】令和7年度商工会しまね県大会

令和7年10月29日(水)、松江市のサンラポーむらくもにおいて「令和7年度 商工会しまね県大会」を開催しました。
当日は県内の商工会関係者約160名にご参加いただき、丸山達也島根県知事をはじめ、多数のご来賓にご臨席いただきました。

今年のテーマは 「組織の力で未来を創る ~繋げ、3つの力~」 です。
令和7年度よりスタートした「商工会ビジョン2025」を共有し、会員・役員・職員が一体となって地域の持続的発展に向けた取り組みを進めることを目的として実施しました。

■ 第Ⅰ部 表彰

  

       【受賞者の皆様】           【代表謝辞:吉賀町商工会 松前会長】

島根県知事感謝状として永年勤続役員11名、島根県商工会連合会長表彰として役員功労者54名、青年部功労者3名、女性部功労者15名、優良常勤役職員2名が受賞されました。受賞者代表として、松前亨司会長(吉賀町)が謝辞を述べられました。

第Ⅱ部 

【基調講演】

基調講演では、奥出雲町商工会副会長の三澤将太氏より、人口減少や会員高齢化が進む中で商工会が果たすべき役割についてご講演いただきました。

       【奥出雲町商工会 三澤副会長】

県青連で役員を歴任された三澤氏は、奥出雲町商工会副会長職を引き受けた経緯を、熱烈な激励に背中を押され「偶然ではなく必然だった」と振り返られました
そして、商工会地域が抱える厳しい現状、特に人口減少率の深刻さ(会議所地域に比べ約2.5倍高い)や会員事業者の高齢化(60代以上が60%)に触れ、商工会が生き残るためには「役員・会員・職員がお互いを理解し連携を深めることが大切」と述べられました
また、慣例で続けることを「やらない」と決める勇気を提唱するとともに、これからの商工会が持つべきバリューとして、以下の3つを掲げられました
GROWTH(新たな創出)
CHANGE(変化を恐れない)
CHILL(とにかく楽しむ)
さらに、「年上からは生き様を学び、年下からは時代を学べ。上を敬い、下を見くびるな」と、世代を超えた連携を呼びかけられました
結びのメッセージ「壁を壊せ、動き出せ、“やらこい笑交会”」に、会場全体は温かくも力強い余韻が残りました

【パネルディスカッション】 テーマ:挑戦する商工会 ~会員・役員・職員が果たすべき役割~

  

【桜江町商工会 左から山本理事、尾前会長    【美濃商工会 左から小川女性部長、佐々木会長

 山本青年部副部長】               廣兼青年部長、深山指導職員】

続くパネルディスカッションでは、桜江町商工会と美濃商工会より、起業支援や事業承継、人材育成、組織連携の具体的な取り組みが紹介され、参加者に多くの気づきを与える素晴らしい発表となりました。

どちらの事例も「組織の連携が地域の未来をつくる」という共通のメッセージが込められていました。

【大会決議】

大会決議では、各組織の代表が今後の方向性を表明し、出席者全員の賛同を得て承認されました。

       【左から高橋県連会長、三上県青連会長

      青野県女性連会長、堀越県職協会長】

【交流会】

  

交流会では、美味しい地酒に舌鼓を打ちながら、地域の垣根を越えて活発な意見交換が行われ、大変盛り上がりました。

今回の県大会は、商工会が置かれている現状を共有するだけでなく、「組織の連携が地域の未来をつくる」という強いメッセージが会場全体を貫いていました。

三澤副会長の講演からは、変化への勇気と世代を超えた連携の大切さを、桜江町・美濃両商工会の事例からは、厳しい中でも諦めず、前向きで地道な取り組みが地域を支えていることを改めて実感しました。

商工会ビジョン2025の実現に向け、役員・青年部・女性部・職員が一つになり、挑戦を続ける組織を目指す。
その思いを新たにした大会でした。

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